自分の実家ならともかく、義実家が汚いと
「片付けてください」とも言いにくいし、
「汚いから行きたくない」なんて、とてもじゃないけど言えません。
義実家が汚いという理由で、
義実家への帰省を悩んでいる人は少なくありません。
“足の踏み場もない程、床に物が散らかっている”
“キッチンが油でギトギト、床も油でべとついている”
“冷蔵庫の中は、賞味期限切れの調味料がたくさん。しかもなんか臭い！”
などなど、片付けたい、掃除したい場所がたくさん。
家の片付けに関しては、とてもデリケートな問題です。
今日は義理の親の家を掃除したいと思っている
あなたにオススメの方法をお伝えします。
トラブルにならないように義理の親に掃除したいことを伝えるためには
不用意な言い方をすれば、
良好な関係が保てなくなる恐れもあります。
義両親の機嫌を損ねない、トラブルを起こさない伝え方は次の通りです。
義両親の意見を尊重する
これは、本当に大事！！
頭ごなしに片付けるよう伝えたり、自分の意見を押し付けたり、
勝手に片付けを進めるのはNGです。
まずは、義両親の意見をしっかり聞きましょう。
勿体ない精神の強い親世代なので、
「捨てる」というワードはマイナスイメージもあり、
あまり使わないほうがベター。
部屋を綺麗にすることのメリットや、使いやすい物の片付け方などを、
具体的に伝えるのは効果的です。
義両親の健康、安全のためだと伝える
片付けをする理由はあくまでも、
義両親の健康を思ってのことだと伝えましょう。
実際は「汚い義実家に行きたくない」「子どもを連れて行きたくない」
という理由だったとしても、言わない方が良いでしょう。
「床に物が散らかっていると転倒するかもしれないし危険」
「地震がきて、物が上から落ちてきたら危ない」
「ダニやカビが繁殖すると健康にも良くない」
など、「義両親の健康を心配しています！！」という態度で接しましょう。
「そんなに心配してくれるなら…。」と片付けを始めてくれるかもしれません。
配偶者からお願いする
どうしても伝えづらい事は、無理して言わず、
実の息子である配偶者から義両親に伝えてもらいましょう。
たとえ関係良好な嫁姑だとしても、所詮は他人同士。
他人では指摘しづらい事もあります。
そして、「他人のくせに、人の家の問題に口を出さないで！」と
義両親の怒りを買う恐れもあります。
基本的に配偶者から義両親に伝えてもらうようにする事は、
無難な選択だと思います。
どうやって取り掛かるのか、最大の問題は「義実家」ということ！
義両親への説得ができたら、
次は実際に片付けを進める方法です。
やるやる詐欺にならないよう、
片付けの流れや作業の手順を決める必要があります。
そして、忘れてはいけないのは、
片付けをする場所が義実家だということ。
義両親に配慮すべきポイントもお伝えします。
片付けのスケジュールを決める
まずは、片付けをする日にち、場所を具体的に決めましょう。
片付けをする場所が1か所の場合は、1日で終わるかもしれませんが、
何か所もあったる場合は、数日はかかります。
手当たり次第に片付けていくのではなく、
今日はキッチン、〇日は寝室を片付ける…と、スケジュールを立てましょう。
そして、スケジュールを組む事で、目標がはっきりとするので作業効率も上がります。
不要な物、必要な物に分類
汚い家の特徴は、とにかく物が多い！
まずは片付けができるスペースの確保が必要です。
必要な物、不要な物の分類をし、不要な物は捨てましょう。
ここで大切なポイントは、絶対に勝手に捨てないこと。
不要だと思っても、義両親にとっては宝物かもしれません。
ここで、うっかり大切な物を捨ててしまったら、
義両親との関係が崩れかねません。
物の分類は義両親に任せましょう。
収納
不要な物を捨て、物が少なくなったら、
収納スペースができているはずです。
収納するコツは、カテゴリーごとに分けることです。
同じカテゴリーの物は同じ場所に収納し、
普段よく使う物は手前、
あまり使わない物は奥に収納するといいでしょう。
そして、物の収納場所を決める時は、
必ず義両親の意見を尊重しましょう。
今後、整理整頓された家で暮らすのは、義両親です。
義両親の使いやすいよう収納していく必要があります。
掃除
最後は、掃除です。
掃除の基本は「上から下に」です。
棚の上などのホコリを落としてから、床掃除をしていきましょう。
この掃除の段階まできたら、義両親には少し休んでもらっても良いでしょう。
特に義両親がご高齢の場合は、この掃除までの段階で、
ヘトヘトになっている可能性があります。
そもそも、家が汚くなったのは、掃除嫌いだからかもしれません。
「あとは掃除だけなので、お義母さんは少し休んでいてください」と伝えると
「なんて気が利くお嫁さんなの！！」と好感度アップになるかもしれません。
どうやって捨てる？こんなゴミ見たことない！大量のゴミを捨てる方法
大量のゴミが出た場合、
普段ごみを出している収集所に出してしまっては迷惑になります。
では、どのように大量のゴミを捨てればよいのでしょうか。
大量にゴミを捨てる方法は2つあります。
自治体のごみ処理施設に直接持ち込む方法
費用を抑えたいのであれば、
自分たちで自治体のごみ処理施設にごみを持っていきましょう。
10㎏100～200円前後でゴミを処理してくれます。
ゴミの種類や、持ち込める日、料金は各自治体で異なるので、
地域の自治体のHPで確認してくださいね。
業者に依頼する方法
業者にお金を払い、処分してもらう方法で、
一度に大量のゴミを処分することができます。
ゴミの分類も必要ないですし、
家まで取りに来てくれるので、
とても楽な方法です。
特に家電や大型家具などの、
重い物がある場合は持ち運ぶのも大変なので、
業者に手伝ってもらってはいかがでしょうか。
費用はかかりますが、ゴミ処分にかかる時間と労力を、
部屋の整理整頓や掃除に回せると思えば、とても有効な方法だと思います。
まとめ
今回は義実家の片付け方法についてご紹介しました。
「義実家が汚くて嫌。もう行きたくない。」という人は、
義両親に片付けを提案してみてはどうでしょうか。
義両親に面と向かって、ストレートに「片付けて」とは言えないので、
慎重に言葉を選んで伝えてみてください。
配偶者に協力してもらっても良いでしょう。
義実家に行くだけでも気を使って心休まらないのに、
さらに汚い家だと義実家への帰省が億劫になりますよね。
義両親のためにも、自分のためにも、
思い切って義実家の片付けを提案してみましょう。
