食欲がない時などでも食べやすいオクラ。
オクラの種は消化に悪いって本当でしょうか?食べても平気なの?
種の色もいろいろありますよね、黒色、茶色、赤色・・・。
表面に黒い点々がついているときは食べられるのか?やわらかくなってしまったときは?
などなどオクラについての疑問にしっかり答えちゃいますよ。
オクラの種は消化しないけど食べても大丈夫!家庭菜園と小さな子供には注意。
我が家はいつもオクラをまな板に並べて塩を少し振り、ゴリゴリと軽くまな板の上で転がしてから茹でています。茹でた後はオクラのヘタの部分だけ切って捨て、3分の1か半分に切って盛り付けてしょうゆをかけて食卓に出していました。
オクラの中にある種は別に食べても固いわけでもないし、食べるのが当たり前と思っていたのですが、食べない人もいるみたいですね。
食べない理由は消化に悪いから。
オクラ自体は消化にいいのですが、中の種は消化されずにそのまま便と一緒に出されます。消化されないからと言って体に害があるわけではないので安心してください。
オクラに限らず野菜などに含まれる種は消化されていません。
きゅうりもよく見ると中に白い種が入っていますが、丸かじりすることもありますよね。オクラやきゅうりなどに入っている小さい種は噛んで砕けるので消化されなくても気にならないんです。
オクラに含まれる食物繊維は便秘に効果的と言われていますが、食べ過ぎると便秘が悪化してしまう恐れがあります。ですが、毎日大量のオクラを食べる人はあまりいないと思うのでそこまで気にしなくてもいいのかなと思います。
家庭菜園などで作ったオクラはスーパーで売っている物より種が大きいので、取った方が良さそうです。小さいお子様が食べる場合は、小さい種でも取り除いてから食べさせてあげた方が安心かもしれません。
オクラの種が黒いときの対処法。中が黒いかどうか、ぐにゃぐにゃしていないかで見分けて。
スーパーで売られている物でも、すでにオクラが少し黒くなってしまっているときってありますよね。
黒くなっていない物を買ってきても早く食べないとすぐに黒くなってしまいます。黒くなる理由は10~15度以下で保存していなかったり、オクラを育てる時の雨の影響などのせいです。
作っている途中で雨風に打たれて傷ができたり、輸送中に傷ができてしまう場合もあります。オクラは鉄分が豊富なので、傷が空気に触れると黒くなりやすくなります。
オクラがどのくらい黒かったら食べたら危険なのでしょうか?
見た目は黒いけど中は黒くない場合は、問題なく食べられます。
水分が足りてない感じでしなっているけど種の色が変わっていないなら、食べられるので大丈夫です。水分がなくなってしなっているどころかグニャグニャしている時は、食べない方がいいです。持った時にヌルっとする場合や匂いがヘンな時も、危険なので廃棄して下さいね。
オクラの種が赤い場合は、赤信号?!下痢になる危険があるので食べないで。
見た目が黒くなっていてシワシワしているときは、切った時に種が赤い茶色のような色になっていることが多いです。
食べても平気な人もいるようですが、下痢を起こすこともあるので廃棄するようにしましょう。
オクラの種が茶色い時は食べない方が良いしるし。傷んでいるので注意して。
オクラを育てる時に雨の影響で傷が出来てしまうと、そこの部分が茶色に変色してしまいます。
見た目も中の色も変わっていて、種も茶色くなっている場合はかなり傷んでしまっているので食べない方がいいです。
中や種の色は変わっていなくて、見た目だけが茶色くなってしまっている場合は、その部分だけ食べないようにすれば大丈夫です。
オクラは黒斑病にかかりやすいの?すぐなら食べても大丈夫?
スーパーに売られているオクラでも表面に黒い点々がついているのが気になったことはありませんか?
私はなるべく黒くないものを選んで買うのですが、黒い点々が付いている物しかない場合はその日中に食べるようにしています。
スーパーに並んでいる時点で黒くなっているものは作られる過程で影響を受けてしまっているからです。
オクラを含む野菜や植物は、作っている時に黒斑病という病害を発生してしまうことがあります。食べても人体には影響がないので大丈夫です。
オクラは夏に収穫されるのですが、黒斑病は高温多湿の環境や雨から伝染するので発病率が高くなってしまいます。収穫する時には黒斑病になっていなくても、輸送する時の温度や湿度によって発病することもあります。
オクラが柔らかい場合はもう食べられないの?そもそもオクラの賞味期限は?
オクラは傷みやすいので早めに食べた方がいいのですが、柔らかくなってしまったらもう食べられないのでしょうか?
生のオクラの賞味期限は大体5日くらいとされています。
ただ保存方法によってはもう少し長持ちさせることもできますが、それでも1週間以内には食べきるようにしましょう。
オクラが柔らかくなってしまっていたら劣化が進んでいる証拠なので3日持ちません。
柔らかいだけでなく、表面や種の色も変わってしまっている場合は勿体ないですが捨てるようにしましょう。
傷みやすいオクラを長持ちさせる保存方法教えます!
オクラは10~15度で保存するように明記されていますが、10度以下や5度以下になると黒い斑点ができやすくなります。
オクラは新聞紙やキッチンペーパーに包んで常温で置いておくのが良いのですが、その場合1日で傷み始めます。新聞紙やキッチンペーパーに包んでからビニール袋をかけて野菜室に立てて置いておくと4日くらい持ちます。
さらにコップに水を入れてオクラのヘタを下向きに立てて野菜室に入れておけば6日くらい持つのでオススメです。
切ると傷むのが早くなってしまうので、冷蔵庫に入れても2日以内には食べるようにして下さいね。
冷凍すれば約1か月保存できるようになります。
オクラをまな板に並べて塩をかけて、手の平で軽くゴリゴリ転がしたら、水気をしっかり取ります。沸騰した鍋にそのまま入れて30秒くらい茹でたら、ザルにいれてしっかり冷ましてください。そのままジップロックなどに入れて冷凍室に入れてもいいですし、好みのサイズに切って小分けに入れて冷凍保存すると便利です。
1度茹でているので自然解凍でも大丈夫です。
茹でずに塩をかけてゴリゴリした後、生で冷凍保存することもできます。
生のまま冷凍保存する場合は自然解凍せずに、必ず茹でるか炒めるかするようにして下さいね。
オクラは種取りすれば、また育てられるんです。種取りを早める方法。
自分でオクラを育てる場合は、オクラが枯れた後に種取りすればまたオクラを育てることができます。
オクラは7月~8月に実を付けるのですが、枯れるのは10月や11月。2か月以上枯れるのを待つのはちょっと面倒くさいし早く次の野菜を植えたい…という方にオススメの種取り方法があります。
最初にできる1つ目の実を収穫せずに2つ目の実だけ収穫する方法です。
1つ目はうまく育ちにくいと言われているので、枯らして種取りするのを待つ間に2つ目の実を収穫用に育てます。収穫しなければ8月頃には枯れるので、平均より早く種取りすることができてオススメです。
まとめ
食欲がなくてもサラダやうどんに入れてサラッと食べられるオクラ。
買ってから食べるまでの期間によって美味しさも変わってしまうので、美味しいうちに食べるようにしましょう。
冷凍保存すれば傷むのを気にせず食べることができるので良いですね。