生姜を梅の酢漬け はちみつ漬けにした時カビを予防する簡単で確実な方法




初夏から晩秋が旬の生姜は冷え対策に食べる人も多いと思います。
旬の時期の生姜は新ショウガと呼ばれ、葉がついた葉ショウガ(谷中ショウガ)は旬の間しかスーパーなどで販売されません。
生姜の産地は高知県・熊本県・鹿児島県などが代表的です。

旬の時期以外でも店頭で買うことはできますが、それは貯蔵していた新ショウガなんです。
種ショウガや根ショウガ、古(ひね)ショウガと呼ばれています。

生の生姜を買ってきて、梅と酢で漬けてから保存する人も多いのではないでしょうか。
生姜をはちみつで漬けて、紅茶などに入れて飲む人もいると思います。
どちらも瓶に詰めて保存することが多いのですが、カビが生えてしまう心配もあります。

今回は梅酢で漬けたりはちみつに漬けて保存する時、カビを発生させないようにするにはどうすればいいのかお答えします!

生姜の梅酢漬けにカビを発生させないコツ!

生姜の梅酢漬けを作ったことはありますか?
自分で梅干しを漬けていて、その汁を使って生の生姜も漬けるという人も多いと思います。
ただ注意しないと白や黒色のカビが発生してしまう事もあります。

自家製の梅干しの漬け汁を使う時は、下漬け用の汁と保存で漬ける用の汁を必ず分けるようにしましょう。
下漬けする場合は、下漬けする前に生姜の水分をしっかり拭き取るようにして下さいね。
本漬けする時も生姜の水分は綺麗に拭きとるようにすることが、カビ対策には大切です。

梅干しを付けていた汁が汚れているとカビが発生しやすくなってしまいます。
梅干しを付けていた段階の漬け汁ならいいのですが、何度か梅干しを取ったりした事のある漬け汁は再利用しない方がいいです。
梅干しを取る時にお箸に水分が付いていたりすると、雑菌が入りやすくなってしまいます。
市販でも生姜を漬ける為の梅酢が買えるので、それを使う方が安心かもしれません。

一般的な生姜の梅酢漬けの作り方をご紹介しますね。

瓶(ジャムなどの空き瓶でもOK)、瓶に入るだけでの新ショウガ、梅酢を用意しましょう。
少しだけ作る場合はジップロックでも大丈夫ですが、長期保存なら瓶がオススメです。

①洗った新ショウガの皮の黒い部分をスプーンでガリガリとこすりながら落とします。
②簡単にサッと洗ってキッチンペーパーで水気を切ります。端っこのピンクの部分は硬いので、切り落としましょう。
③新ショウガを横向きにして、薄めの輪切りにします。
④たっぷり水を入れたボウルに、切った新ショウガを全て入れます。辛味を取るため、30分くらいそのままにしておきましょう。
⑤30分経ったら水気を取って、鍋に新ショウガが浸かる位のお湯を沸かします。
お湯が沸いたら火をつけたまま新ショウガ入れて、30秒くらいおはしで軽く混ぜます。
⑥ヤケドしないように気をつけながらザルに入れましょう。
⑦生姜を瓶の3分の2くらいの高さまで入れ、新ショウガがしっかり浸かる位の梅酢を入れて、冷蔵庫で保存します。

生姜のはちみつ漬けにカビを発生させない方法!

寒いとき温かい紅茶に生姜のはちみつ漬けを入れて飲むと、しばらく体もポカポカになってすごく美味しいですよね。

自分で生姜のはちみつ漬けを作って保存する時は、注意しなければいけないこともあります。
ジャムなどの空き瓶を保存瓶として使う場合は、必ず綺麗に洗ってアルコール消毒するようにしましょう。
食器用洗剤でしっかり洗って、綺麗にキッチンペーパーなどで水気をふき取ってからアルコール消毒してくださいね。未使用の瓶でも、必ず使う前に消毒してから使います。

簡単にフタが開けられるようなものではなく、しっかり密封できる瓶を使ってくださいね。
密封できていないと雑菌が入りやすくなり、すぐカビが生えてきてしまう恐れがあるからです。
またすぐ使うかもと思っても、使ったあとはすぐフタをしっかり閉めてすぐに冷蔵庫で保存しましょう。
生姜のはちみつ漬けは冷蔵保存で半年くらい持ちますが、すぐ使い切る程度の量を作るようにした方が良いです。

スプーンも清潔な物を使わないと、雑菌が入ってカビが繁殖してしまいます。
一度口に含んだり、水分がついたものは使わないようにしてくださいね。

はちみつ漬けは冷蔵室に入れると、冷えて固まってしまうこともあります。
水分のついていない清潔なスプーンで、時々混ぜてあげると固まりにくくなりますよ。

簡単に作れる生姜のはちみつ漬けの作り方もご紹介しますね。

瓶(ジャムの空き瓶などでもOK)、瓶の大きさに入るだけの新ショウガ、はちみつを用意します。

①洗った新ショウガの皮の黒い部分をスプーンでガリガリとこすりながら落とします。
②簡単にサッと洗ってキッチンペーパーで水気を切ります。端っこのピンクの部分は硬いので、切り落としましょう。
③新ショウガを横向きにして、薄めの輪切りにします。
④瓶に新ショウガを入れて、生姜が浸かるくらいはちみつを入れます。瓶の蓋を開けた時にこぼれない程度の量にして下さいね。
⑤しっかりフタをして冬場だったら室温に置いておけば完成です。冬場以外はフタをしたらすぐ冷蔵庫に入れて下さいね。

保存瓶の消毒は煮沸消毒よりアルコール消毒が簡単で清潔?!

漬物などを保存する時には瓶が1番扱いやすいと思います。
ジャムなどの空き瓶を使う場合は綺麗に洗って、必ず煮沸消毒アルコール消毒をしましょう。

アルコール消毒はプラスチックやゴム製品だと劣化してくるので、ガラス瓶を使います。
瓶の消毒にはアルコール消毒が1番オススメです。

アルコールをキッチンペーパーにしみ込ませて、瓶の中を綺麗に拭き取ります。
中を綺麗に拭いた後、念のために外側も拭いておくと安心です。
スプレータイプのアルコールも販売されているので、簡単で確実に消毒できます。

アルコール消毒する前に必ず瓶を洗剤で綺麗に洗って、キッチンペーパーなどで水気を綺麗に拭きとりましょう。
アルコール消毒したあとも、完璧に乾燥させてから使用するようにして下さいね。
アルコール消毒にはスプレータイプの消毒用エタノールがオススメです。

焼酎などのアルコールは消毒に必要な濃度に足りていないので、代用するのは難しいと思います。

まとめ

外皮に傷がなくて、ふっくらとしている生姜が美味しいです。
旬の時期にしか店頭に並ばない葉ショウガは、みずみずしくて葉がピンとしているものを選ぶと良いですよ。

旬以外でも購入できる種ショウガは冷蔵保存せず常温での保存がオススメです。
13~15℃くらいが適温とされているので夏場などの暑い時は、買ってきたらすぐ使うようにしてくださいね。

生姜を色々アレンジして体を温め、今年の冬はしっかり冷え対策しましょう。

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