この記事では、「とうきび」と「さとうきび」と「トウモロコシ」の違いについて書きました。
「とうきび」と「トウモロコシ」は同じものなのですが、どうしてトウモロコシがトウキビと呼ばれているのかも調べました。
とうきび(トウモロコシ)は何なのか、どこで多く収穫されるのか、
さとうきびとは何なのか、どこで出来るのか等についても書きました。
「とうきび」と「さとうきび」の違いは何?
「とうきび」とは何?
「とうきび」とは、トウモロコシのことを指します。
「トウモロコシ」は、イネ科トウモロコシ属。
別名はトウキビ。漢字で書くと「唐黍」と書いて「トウキビ」と呼びます。
とうもろこしは、もともと中南米の暑いところの作物ですが、だんだんに寒いところでも作れるよう品種改良され、現在(げんざい)世界中(せかいじゅう)で生産されています。
農林水産省ホームページより:https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0408/01.html
主要生産国は、アメリカ、中国、ブラジルなどで、アメリカが世界の生産量の36%を占(し)めています。
日本の中での「とうもろこし」の生産量(収穫量)は2017年の資料によると、北海道が94300トンで40.7%のシェアを誇っています。
2位が千葉県で、17000トン(7.3%)、3位が茨城県で15300トン(6.6%)と北海道がぶっちぎり一位であることが分かります。
どうりで、スタバの47JIMOTOフラペチーノで北海道が「とうきび」推しなのね。
「さとうきび」とは何?
「さとうきび」は、砂糖の原料になる植物です。
サトウキビはイネ科サトウキビ属の植物です。
茎の部分が砂糖の原料になります。
外国だとタイやオーストラリアなど、温暖な気候のもとで作られるそうです。
サトウキビは温暖な気候のもとでよく育つため、日本では沖縄県や鹿児島県の南西諸島で主に生産されています。この地域は台風や水不足といった災害が少なくないのですが、サトウキビはとても丈夫。強風で倒れても起き上がり、また水不足にも比較的強いため、自然環境が厳しいこの地域の生活を支える作物として欠かせないものになっています。
https://www.pearlace.co.jp/know-and-fun/tips/post-38.html
「とうきび」と「トウモロコシ」の違いは何?
「とうきび」はトウモロコシの別名なのですが、方言として使われています。
具体的には北海道、山形県北部、石川県、福井県、香川県、愛媛県、山口県西部、九州などで使われています。
「トウモロコシ」は16世紀にポルトガルから伝来したのですが、その由来から「唐(外国)から伝わった黍(キビ)に似た穀物」で「トウキビ(唐黍)」と呼ばれるようになったそうです。
まとめ
トウキビはトウモロコシのことです。
方言として一部の地域で「トウキビ」と呼ばれています。
一方、サトウキビは砂糖の原料になる植物です。
どちらもイネ科でしたが、食べ物としては別のものです。