見た目が生姜に似ている菊芋が最近ダイエットで注目されていますね。
便秘解消にも良いとか。
菊芋を食べるタイミングは朝がオススメです。
朝食べると、なんと夜まで効果が続くんです。
菊芋は食べすぎるとお腹がゆるくなるので食べる量を注意したい食品でもありますが、1日100gまでであれば大丈夫とされています。
また、味が薄く何にでも染まれるポテンシャルを持つ一方、水分量が多い菊芋は、べちゃっとすることも。
「まずい・・・」とならないように、美味しく食べられるレシピを用意しました!
調理する方法以外に簡単に菊芋を摂取する方法も調べたので最後まで読んでみてくださいね。
菊芋を食べるタイミングは朝食時がオススメ!
菊芋のカロリーは100gあたり34.9kcalで、同じ芋類のジャガイモ(76kcal)やサツマイモ(140kcal)に比べてかなりカロリーが低いです。
菊芋に含まれる成分には糖の吸収を抑えたり、便秘の解消に効果があるとされています。
便秘解消に効果的なのはイヌリンという成分で、菊芋の他にチコリーにも多く含まれています。
イヌリンは便秘解消に効果があるだけでなく、血糖値を下げたり体の糖化や老化を防ぐ効果も期待できます。
早稲田大学の時間栄養科学研究会会長をされている柴田重信先生によると、イヌリンを使って1週間実験を行ったところ、朝食時に菊芋パウダーを摂取すると便秘改善の効果が出たそうです。
その実験では朝食時に摂取するグループと夕食時に摂取するグループに分けて行われたのですが、菊芋パウダーを朝食時に摂取したグループは、朝食後の血糖値の上昇が抑えられただけでなく、昼食後や夕食後も緩やかになっていたそうです。
ちなみに食物繊維を多く含む玄米などを朝食べるのも、イヌリンと同様の効果が期待できるそうですよ。
菊芋と一緒にヨーグルトを食べるのもオススメなんですが、こちらはヨーグルトの種類によって食べるタイミングが変わります。
ビフィズス菌や生きた乳酸菌と一緒に摂る時は、食事の最後にヨーグルトを食べてから菊芋を食べると良いとされています。
フェカリスFK-23乳酸菌などの死んだ菌と一緒に摂る時は、お腹が空いている時や寝る前が効果的だと言われています。
菊芋を食べ始めて改善されていた便通も、菊芋を食べなくなるとまた便通が悪くなってしまうこともあるようです。
菊芋は毎朝食べると良いのですが、イヌリンは水溶性食物繊維なので食べ過ぎには注意が必要です。
水溶性食物繊維を摂り過ぎると、ガスが溜まり過ぎてしまったりお腹が緩くなることがあるんです。
次の章では、どれくらい食べると食べすぎに当たるのか見ていきますね。
菊芋は食べすぎるとお腹がゆるくなる?!どれくらいの量なら食べていいの?
菊芋の1日に食べる量の目安は100gとされています。
菊芋を1日100gより多く食べると「食べすぎ」になるようなのですが、そこまで気にしなくていいかもしれません。
菊芋は下処理もしないといけないですし、菊芋を置いているスーパーも多くないので毎日100g食べ続けるのは難しいと思います。
菊芋について調べていると、1日10g 食べればいいという情報もありました。
色んな情報があるということは、どのくらい食べたらいいのかというのは確定されていないのかもしれません。
お腹が緩めの人は最初は1日10gから初めてみて、体調に合わせて量を調整するのが良いと思います。
イヌリンは、1食で3g摂るようにするのが効果的だとされています。
菊芋に含まれているイヌリンは15%くらいと言われているので、1食20gつまり1日60gを食べると良いということですね。
菊芋は1個大体50g前後なのですが、形もデコボコで下処理すると多少量も減ってしまうのできっちり量を計るのは難しいです。
乾燥タイプのものや粉末タイプも売られていて、乾燥・粉末にした方がイヌリンを含む量が多くなります。
乾燥タイプや粉末タイプで摂取する場合は、1食に6gが良いとされています。
菊芋はほのかな甘さもあって生でも食べられますし、煮物にすれば甘味も増えてホクホクになるので美味しいですよね。
毎日生の菊芋を食べ続けるのは飽きてしまうこともあるので、生の菊芋と粉末・乾燥タイプを両方使いするのがオススメです。
菊芋はキク科なのでアレルギーを引き起こす可能性があるため、初めて食べる方は少量ずつ試すのがいいかもしれません。
美味しい菊芋調理法 まずいとはもう言わせない!オススメ3選
菊芋は水分をたくさん含んでいるので、揚げてもジャガイモのようにカリっとはなりません。
ふかすと柔らかくなるので「まずい…」と感じてしまう人もいるみたいです。
せっかく体に良い菊芋を美味しく食べるために、人気の菊芋レシピをご紹介します!
菊芋は下処理さえすれば、そのままスライスしたり細切りにしてサラダとして食べることもできます。
菊芋の下処理方法
1.菊芋についた土を綺麗に洗い流し、アルミホイル(歯ブラシでもOK)で表面の薄皮をこすり落としながら水で流します。
菊芋の皮は薄いので綺麗に剥かなくても大丈夫です。
菊芋の皮には食物繊維とポリフェノールがたくさん含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用が含まれているので、体内の細胞が衰えるのを防いでくれる効果があります。
2.ボコッと出たコブや芽・赤い部分は美味しくないので、包丁の角やピーラーの横側についている芽取りで取れば下処理完了です。
菊芋の美味しい食べ方①ほっこり温まる簡単煮物
1.だし汁600㏄、醤油大さじ4、酒大さじ4、さとう大さじ1を鍋に入れます。
大体菊芋600g分の分量なので、これを目安に量を調整してみて下さいね。
2.下処理した菊芋を大きさが均等になるように切って、お好みでニンジンやこんにゃくと一緒に1の鍋に入れます。
3.沸騰したらあくを取ってから落し蓋をして、中火で30分煮込めば完成です。
冷ました方が味がしみ込んで美味しいですよ。
菊芋の美味しい食べ方②揚げて甘さ倍増に
1.下処理した菊芋を半分に切ってビニール袋に入れ、片栗粉を入れて軽く振りながら全体に絡ませます。
片栗粉は菊芋がうっすら白くなるくらいの量で大丈夫です。
2.180度の油で揚げ、竹串がスッと刺さるやわらかさになればOKです!
菊芋をボウルに移し、塩と青のりを入れて全体に絡めれば完成です。
菊芋の美味しい食べ方③揚げるよりヘルシー、オーブンロースト
1.下処理した菊芋を大きさが均等になるように切ってビニール袋に入れ、オリーブオイルと塩も入れて軽く振って絡ませます。
2.210度のオーブンで15分焼き、外はこんがりとなっていて、つまようじを刺してみて中がやわらかくなっていれば完成です。
中がまだ固そうだったら1分ずつくらい焼いて様子を見てくださいね。
菊芋の美味しい食べ方④ご飯のお供に、お漬けもの
1.醤油大さじ3、みりん大さじ1.5、メープルシロップまたは蜂蜜大さじ1.5、酢大さじ1、すりおろし生姜1欠分、輪切りにした唐辛子1本分
これを鍋に入れて1度沸騰させてから火を止めておきます。
菊芋 約300gで作る時の分量ですが、菊芋の量やお好みに合わせて量を調整して下さいね。
2.下処理した菊芋をお好みの薄さに切って、1の調味料と一緒にジップロップに入れて一晩漬け置きすれば完成です。
菊芋がどうしてもまずいと感じる人にオススメの菊芋チップスと菊芋茶
菊芋を薄切りにして揚げるのも良いですが、揚げてしまうとダイエット効果は期待できなくなるかもしれません。
通販でも買える菊芋の乾燥チップスがオススメです。
ほんのりと甘味も感じられるのでおやつとしてそのまま食べても良し!砕いてサラダにかけても良し!な万能商品です。
揚げていないのでカロリーも低く、ダイエット効果も期待できます。
料理するのも面倒くさいし、もっと楽に摂取したいという方には菊芋茶がオススメです。
がばい農園の菊芋茶は日本国内で栽培された原材料を100%使用した純国産のお茶で、雑味や有害成分が残らないように2回の洗浄とあく抜きをしてくれています。
水にもこだわっていて、定期的な水質検査も行われている安全な地下天然水が使われています。
温めても冷やしても美味しく飲めますがゴボウ茶のように好き嫌いが別れるので、最初は少量から試してみるのが良いと思います。
ノンカフェインなので夜遅い時間でも飲めて、ダイエットにも効果的です。
菊芋茶は低インシュリンダイエットの効果を高める手助けをしてくれるとされています。
まとめ
今回は菊芋の食べるタイミングで最適なのはいつなのか、食べすぎるとどうなるのか、1日何グラムまで食べていいのか、菊芋がまずくならないように美味しく食べるためのレシピ、などをお伝えしました。
・菊芋は朝食べるのが最適なタイミングで、朝食べると夜まで効果が持続する
・食べ過ぎるとお腹が緩くなったりアレルギーを引き起こす可能性があるので注意が必要
・最初は10g ずつから食べたり、乾燥・粉末タイプを一緒に使うのが便利
・水分が多い菊芋は生や焼いて食べる、煮物にするのがオススメ
・菊芋が苦手な人は菊芋チップスや菊芋茶がオススメ
以上のことを今回はお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
自分に合った菊芋の食べ方を見つけてみて下さいね。