妊婦さんの正月太り解消ダイエット法!時期別に解説




年末年始はついつい食べ過ぎてしまいがちです。
テレビを見ながら、ダラダラと過ごす日が続くと、運動量も減少します。

今回は、妊婦さんの時期別に、看護師さんに教えてもらった正月太りを防ぐ方法、そしてダイエット法をご紹介します。

自分自身とお腹の赤ちゃんの健康のために、適切なダイエットをして正月太りを解消しましょう!

【時期別】妊婦さんの正月太りダイエット法①妊娠初期

妊娠初期とは、妊娠4~5週(妊娠2カ月)から、妊娠15週目(妊娠4カ月最終週)までを指します。

この時期は無理なダイエットはおすすめできません!

個人差はありますが、妊娠初期の妊娠5~6週頃から、多くの妊婦さんが「つわり」症状が出始めます。つわりが始まる時期や、症状の出方は人それぞれです。
吐き気や嘔吐、胃のむかつきや不快感などの症状が現れる「吐きづわり
反対に空腹になると気持ち悪くなる「食べづわり」など。

そして、お腹の中の赤ちゃんの様子は、妊娠5週頃に心臓や消化器などの重要な器官が形成され始めます。
赤ちゃんの発育においてもとても大切な時期のため、この時期は無理なダイエットをしてはいけないのです。
必要な栄養をしっかり取る必要があります。

妊娠初期の妊婦さんへの正月太り予防・ダイエットアドバイス

「吐きづわり」の症状がある妊婦さんは、食べたくても食べられないので、正月太りの心配はあまりいりません。
しかし、水すら飲めない人もいるので、脱水症状には注意です。
イオン飲料を飲んだり、氷をなめたりして水分補給することをおすすめします。

また、さっぱりとした喉ごしの良いものだと比較的食べやすいので、食べられそうな物を少しずつ食べてみてください。

「食べづわり」の症状がある妊婦さんは、特に注意してください。
常に食べてないと気分が悪くなるからといって、カロリーや糖質の高いものばかりを食べていると、太ってしまします。
低カロリーのこんにゃくゼリーや噛みごたえのある昆布などがおすすめです。
昆布の場合は、塩分には気を付けてくださいね。

そして、適度な運動は妊婦さんの正月太りダイエットに効果的です。
まだ安定期に入っていない妊娠初期では、激しい運動は控え、ウォーキングなどの軽い運動を行ってください。

【時期別】妊婦さんの正月太りダイエット法②妊娠中期

妊娠中期とは、一般的に安定期と呼ばれる時期で、妊娠16週(妊娠5カ月)から妊娠27週(妊娠7カ月最終週)までを指します。

妊娠中期はお腹のふくらみが少しずつ目立ってきます。
流産の可能性が低くなり、妊娠初期より体調が安定する妊婦さんが多いです。
この時期には、つわりも落ち着いてきます。

そして、お腹の中の赤ちゃんの様子は、主な器官がほぼ確立し、胎盤の形や機能も出来上がる時期で、胎動を感じるようにもなります。

妊娠中期の妊婦さんへの正月太り予防・ダイエットアドバイス

つわりが治まる妊娠中期は食欲が旺盛になる時期なので、年末年始の食べ過ぎによる正月太りに注意してください。
体重が増えすぎると、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、分娩遅延などのリスクを招きます。
高カロリー、高糖質の食べ物は控えましょう。特に、甘いスイーツや揚げ物などは要注意です。

また、食事面だけでなく適度な運動も取り入れる方がダイエットには効果的です。
妊婦さんでも健康維持やダイエットに効果的だと言われている運動は、ウォーキング、水泳、ヨガ、エアロビクスなどです。

妊娠経過が順調である妊婦さんの運動は、特に制限はありませんが、絶対に無理をしないようにしましょう。
疲れを感じたら休み、腹痛や出血などの変化があった場合はすぐに受診しましょう。
切迫流産・早産、子宮頚管無力症、妊娠高血圧症候群の方のスポーツは勧められていません。

妊娠中でも食べられて、天然インシュリンとも呼ばれている低糖質な菊芋は朝に食べると、より効果があるそうです。
菊芋を美味しく食べるためのレシピなども書いたので、読んでみてくださいね。

菊芋を食べるタイミング!便秘解消に効果がある時間帯は朝。どれくらい食べると食べ過ぎになるの?

【時期別】妊婦さんの正月太りダイエット法③妊娠末期前半

妊娠末期前半とは、妊娠28週(妊娠8カ月)から35週(9カ月)のことを指し、出産までもう少しという時期です。

妊娠末期前半は、お腹も大きくなるので、妊婦さんの体にさまざまなマイナートラブルが起こります。腰痛やむくみ、貧血、息切れ・動悸、胸やけなどが、妊娠末期の代表的なマイナートラブルです。
また、妊娠高血圧症候群にもかかりやすい時期でもあります。

お腹が大きくなり、普通の生活をするだけでも疲れやすくなります。
お腹の中の赤ちゃんの様子は、骨格や臓器がほぼできあがっており、体も丸みをおびてきます。

妊娠末期前半の正月太りダイエット法

妊娠高血圧にかかりやすい時期なので、特に塩分は控えるようにしてください。
正月に食べるおせち料理は、煮物が多かったりと意外と塩分が高めです。

また、体重も増えやすい時期でもあるので、適度な運動をしましょう。
しかし、マイナートラブルが起こった妊婦さんにとって、運動はかなり辛いことです。
運動が難しい場合は、家事をするだけでも十分良い運動になります。

特に年末年始は、ゴロンと横になって過ごすことが多くなりがちなので、出来るだけ普段の生活をしましょう。

【時期別】妊婦さんの正月太りダイエット法④妊娠末期後半

妊娠末期後半とは、妊娠36週から妊娠39週のことを指します。

この時期は、赤ちゃんは外の世界で生活する準備が整っており、あとは出産を待つだけです。
妊娠末期後半の妊婦さんは、さらにお腹が大きくなり、動くのも一苦労です。

妊娠末期後半の正月太りダイエット法

産科の医師によると、この時期に食べ過ぎると赤ちゃんが大きくなりすぎて、お産が大変になることもあるそうです。
なので、食べすぎに注意しましょう。

そして、ウォーキングなどの適度な運動をすることをおすすめします。
お腹がかなり大きくなっていて、マイナートラブルも起こっている妊婦さんもいると思うので、無理な運動は厳禁です。

そして、「ウォーキング途中で産気づいた!」なんてこともありえるので、パートナーや家族と一緒にウォーキングする方が良いでしょう。
1人で行く場合は、必ずスマホは持参してくださいね!

まとめ

今回は、時期別に妊婦さんの正月太りを防ぐ方法、それから正月太りしてしまったときのダイエット法をご紹介しました。

妊娠さんの正月太りダイエットは、通常のダイエットと同様、食事管理と運動がとても大切です。
ただし、絶対に無理なダイエットはしないようにしましょう。
痩せすぎると、胎児に十分な栄養がいかない可能性もあります。

お正月は、食べる物や量、そして運動量に気を付けて、体重を増やしすぎないよう気を付けましょう。

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