最近は家庭菜園をする人が増えていますが、
しっかり説明書通りに種まきをしたはずなのに
なかなか芽が出ない…。
という経験をしたことはありませんか?
水のやり方が悪いのか、育てる場所に問題があるのか。
原因が分からないと不安になりますよね。
小松菜を含め、野菜の種をまいてから発芽するまでは
どの野菜も大体3~7日の間です。
ただ種類や気温によって変わることもあります。
10~14日くらい芽が出るのを待ってみて、
出てこない場合はもう一度まき直した方が良いです。
芽が出るのを待ちすぎると、種まきに最適な時期が
過ぎてしまう可能性もあるので、
早めに切り替えるようにしましょう!
小松菜の芽が出ないなら、必ず確認して!よくある4つの理由をご紹介
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発芽しないときには必ず何か原因があります。
まず芽が出ないよくある1番の原因は
水が足りていないことです。
家庭菜園などの小さいプランターで育てる時は
水切れが早いので注意しないといけません。
芽がでるまでは直接陽を浴びせなくても良いので
土が乾燥して水が足らなくならないように
風があまり当たらない日陰に置いておきましょう。
逆に水をあげすぎても芽が出てこないので、
水をたっぷりあげた後は土を触ってみて
乾燥していなければ水を追加しなくても大丈夫です。
小松菜の芽が出ない理由①土の被せすぎ
芽の上に土をかぶせすぎていたら芽が出ません。
小松菜は土をかぶりすぎていると
光が当たらなくなって芽を出す力が出せないので
0.5㎝~1㎝くらいの高さに土をかぶせてあげましょう。
小松菜の芽が出ない理由②種の寿命が過ぎていた
あとは単純に種の寿命が過ぎている場合もあります。
小松菜の種の寿命は4年とされていて、
冷蔵庫に入れておくと寿命が縮まりにくいのでオススメです。
販売している種は採取してから
1年以上経っていると言われているので、
買ってきたらなるべく早く使い切るようにしましょう。
小松菜の芽が出ない理由③肥料や土がダメになってしまっている
他に芽が出ない原因で考えられるのは
肥料や土がダメになってしまっている場合です。
肥料を入れ過ぎて成分が濃くなってもダメですし、
アンモニアの臭いやカビ臭いような肥料では芽が出ません。
小松菜の芽が出ない理由④土の温度が適温になっていない
芽を出してもらうには土の温度も重要です。
プランターで育てる場合は
土の温度が変わりやすいので注意しないといけません。
20度~25度くらいが発芽するための
適温とされているので参考にしてみて下さいね。
小松菜が虫食いに…!大丈夫。後からでも間に合う対策あります!
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カルシウムや鉄分などの栄養がたっぷりの小松菜は
妊婦さんにも必要な葉酸も含まれています。
小松菜は年中いつでも育てられて栽培も簡単なので
家庭菜園でも人気です。
ただ葉野菜なので虫が付きやすいです。
防虫ネットをかけるのを忘れていたり、
農薬を使わずに育てたくて虫に食われてしまった…
そんな時でもまだ大丈夫!
アオムシが付いてしまっても後から防除する方法があります。
BT剤というアオムシにとっては害のある
微生物から作られた生物農薬なんですが、
アオムシ以外の虫や人体への影響は少ないとされているので
安心して使うことができます。
有機農産物に使うことも許可されていて、
世界中で使われている農薬なんです。
粉末になっているので、水に溶かして
スプレーにして散布すればいいので簡単ですし、
ネットや大きいホームセンターでも買う事ができます。
一緒に栽培で相乗効果!小松菜と相性がいい野菜はこの2種類!
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野菜には一緒に育てるとそれぞれに良い影響があって
害虫や雑草の被害を減らせる組み合わせがあります。
小松菜と一緒に栽培するのにオススメの野菜①レタス
小松菜と相性がいいのはレタスです。
小松菜に寄ってきやすいアオムシは
キク科のレタスを嫌うと言われているので
小松菜の近くにレタスを植えるのがオススメです。
逆にレタスに寄ってきやすいタバコガは
アブラナ科の小松菜には寄ってきにくいので
お互いに害虫対策ができます。
小松菜とレタスの間隔を約30㎝くらいあけて
小松菜の種まきと同じやり方で
種をそれぞれ交互にまいてくださいね。
小松菜と一緒に栽培するのにオススメの野菜②にら
小松菜はにらと一緒に育てるのもオススメです。
小松菜を育てている土の中で育つキスジノミハムシの幼虫は
農薬をつかっても防ぐのが難しいのですが、
にらを刈り取った時に切り口から吹き出す液の臭いを
キスジノミハムシは嫌うそうなんです。
にらを刈り取る回数が多いほど
ハムシ類が寄ってきにくくなるので、
にらを収穫する際は根元から引き抜かずに
株を残して刈り取るようにするのが効果的です。
小松菜につく害虫は多い!種類と対策まで徹底チェック!
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小松菜は葉虫にとってご馳走なので
アオムシ以外の害虫もつきやすいです。
まず代表的なアオムシに葉が食べられると穴だらけになりますし、
どんどん卵を産んで集団で食い荒らしてしまうので
必ず対策をしておきましょう。
葉を食べてしまわれるのも困りますが、
アオムシを見つけてしまうのも嫌ですもんね。
アブラムシが発生しやすいのは春と秋なんですが、
ビニールハウスは過ごしやすいので一年中現れます。
よく聞く名前ですが、ウィルスを運んで伝染させるので、
しっかり対策しておく必要があります。
アブラムシはとても小さいので、
網目が1mm以下の細かい防虫ネットを使うようにしましょう。
キスジノミハムシという昆虫も葉を食べるのですが
幼虫は根も食べてしまいます。
種まきする時に土に粒の農薬をまいておくと効果的です。
ハモグリバエは葉を食べながら進む特徴があるので、
穴ではなく模様のようなものができます。
被害が大きい場合は農薬をまいて対処しましょう。
小松菜の病害を防ぐには初動が肝心!気を付けるポイントはコレ!
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小松菜はすぐ育つので病気にはなりにくいですが
病害を発生してしまうことはあります。
一部分に病気が見つかれば他の部分にも
移ってしまうのですぐに抜き取って処分してください。
葉が黄色くなってしまう「いおう病」は、
小松菜以外の他のアブラナ科にも感染する可能性があるので
発生している部分を見つけたら抜きとって処分し、
土も消毒するようにして下さいね。
小松菜は育てるのは簡単なのですが
虫が寄ってきやすいのでその対処が大切です。
たねをまく時点で完ぺきに対処しておかないと
防虫ネットをかけた時にはすでに虫が
ついてしまっている場合もあるので気を付けましょう。
まとめ
小松菜は春に種まきをすると大体30~40日、
秋だと50~80日で食べられるようになります。
収穫する目安は草の丈が25㎝~30㎝の長さになったころです。
手間暇かけて自分で育てた小松菜は一段と美味しそうですね。