ズッキーニの灰色かび病や 葉が白い時の解決法。予防法も!




ズッキーニの灰色かび病は、地温が低く、水はけが悪く多湿な状態で起こりやすい病気です。

灰色かび病にかかってしまってもすぐに対処すれば大丈夫。
ちゃんと食べられます。

今日はズッキーニの家庭菜園をしている人に向けて、ズッキーニが灰色かび病にかかってしまったときの対策と、葉が白いときに考えられるうどん粉病の対処法についてお伝えします。

発症させないために気を付けることもお伝えするので、参考にしてみてください。

ズッキーニが灰色かび病を発症した!何をすればいい?対策法と予防法

ズッキーニが灰色かび病になると、傷ついた部分や枯れた部分から、黒みがかった茶色や薄い灰色になって広がります。
茎の部分が感染したときは褐色になって変形し、放っておくと灰色のかびが少しずつ葉っぱの先まで広がってしおれます。
実が灰色かび病にかかったときには、へこんで褐色になった後に灰色のかびが徐々に繁殖します。

灰色かび病の病原菌は、葉っぱの表面に残ったものと地表にいる菌がメインなので、地面に近い部分の葉や実から発症しやすいのが特徴です。

ズッキーニが灰色かび病になったときの対処法

ズッキーニが灰色かび病になってしまった場合は、すぐに発症している部分を取り除きます。
そのまま放っておくと、実が柔らかくなって食べられなくなります。

灰色かび病の病原菌はカビなのですが、風だけでなく振動でも空気中に漂い繁殖してしまいます。
取り除いた部分はすぐにゴミに出してください。
くれぐれも土や庭、ベランダにそのまま置いておかないようにして下さいね。

取り除いたら予防効果のある薬剤をまいておきましょう。

オススメはカリグリーンです。
食品や医薬品にも使われているもので、収穫前日まで使え、人の体にも安全性が高いとされています。
主成分は炭酸水素カリウムなので、使用後、カリ肥料にもなります。


葉や茎の一部が灰色かび病にかかってしまっても、人体に影響はないので食べても大丈夫です。
ただ灰色になっていて完全に腐ってしまっている実は廃棄しましょう。

ズッキーニを灰色かび病にかからせないようにする方法

ズッキーニは南米出身の野菜です。
温かいところが好きなんです。
そして灰色かび病はジメジメした水分の多い状況で発生します。

ということは日当たりを良くして、土の温度を温かく保っておくことと、湿気の少ない風通しの良い場所で育てる必要があります。

寒い土地で育てる場合は、ホットキャップや保温ビニールを使いましょう。

窒素の量が多い肥料を与えすぎてしまうと葉っぱが付き過ぎてしまいます。
ズッキーニの葉は大きいので、自らの葉により日当たりが悪くなって風通りも悪くなります。
病気にかかりやすくなるので、窒素を多く含む肥料の与え過ぎには注意が必要です。

また、灰色かび病の病原菌は、葉っぱの表面に残ったものと地表に残っている菌がメインです。
特に雨が降ったときや水やりのときに泥がはねることによって、地上付近にいた病原菌が傷ついた茎や葉っぱから侵入、感染します。
敷き藁やシートを敷いて、泥はね対策をしましょう。

水はけの悪い場所で育てる場合は、梅雨の時期や、長く雨が続くときは水やりを控えましょう。

ズッキーニの葉が白いのはうどん粉病を発症しているせい?!うどん粉病にかかってしまったときの対処法

ズッキーニの葉にうどん粉や小麦粉を振りかけたような白い斑点が出来るうどん粉病は、気温が低く乾燥しているときに発生します。

薄く白い綿のようなカビが出始め、だんだん葉の全面が白くなっていきます。
葉だけでなく実にも発症するおそれがあります。

ベランダなど雨が当たりにくい場所で育てると発生しやすくなります。

発症してそのままにしてしまうと実が育つのに大きく影響してしまうので、見つけた時はすぐ対処してくださいね。

葉っぱに出来始めるので早い段階で見つけられるし、白くなっている葉っぱを取ってしまえば終わりです。

ただし、もしうどん粉病にかかってからしばらく経ってしまって、症状が広がっているときは薬剤を使用してください。

こちらもカリグリーンを使うと良いです。
灰色かび病にも使えますし、収穫前日まで使える安心度が高い薬剤です。

カリグリーンは発症しはじめには効果的なのですが、被害が大きくなったあとではあまり効果が出てくれないので、被害が大きいと感じたらダコニール1000を使いましょう。

ダニコール1000はうどん粉病以外の葉っぱの病気にも効果がある薬剤です。

必要な使用回数も少なく、薬の成分も残りにくい薬剤で、他の野菜で葉っぱ関連の病気にかかったものに使用することが出来るので、他の野菜も育てている場合に無駄になりにくいです。

まとめ

ズッキーニは南米原産なので、温かいところを好みます。

ズッキーニの灰色かび病は日当たりが悪く多湿のときに起こります。

ズッキーニが灰色かび病にかかってしまったときの治療薬にはカリグリーンがオススメです。

ズッキーニを灰色かび病にさせないためには、土の温度や泥はねしない対策をしましょう。

ズッキーニの葉に白い粉がついたように見えるうどん粉病は、気温が低く乾燥しているときに発生します。

ズッキーニがうどん粉病にかかってしまったら、伝染している部分を完全に切り取るか、カリグリーンやダニコール1000の薬剤を使って解決しましょう。

どちらも窒素を多く含む肥料のやりすぎに注意が必要です。

ズッキーニは種や皮も食べられ、きゅうりのようなさっぱりした味わいですが、生でもよし、加熱してよしの万能野菜です。ズッキーニの食べ方について知りたい人はこちらもぜひ読んでみてくださいね。

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