ずいきのあく抜きに失敗しない方法 産後のママを労わる最強食材を紹介




ずいきは栄養たっぷりの滋養食品。
特に産後の女性にずいきは、欠かせないものといわれています。

ずいきはシャキシャキとした食感が特徴的で、あえ物や酢の物、炒め物、煮物、みそ汁など、様々な料理で使えるのです。
しかし、あくが強いことでも知られていて、料理をする際には「あく」をしっかりと抜かなくてはいけません。

今日はずいきのあく抜きを失敗しない方法と、なぜずいきは産後に良いのかについてお伝えします。

ずいきのあく抜きは大変?失敗なし調理&無駄なし保管方法をご紹介♪

<ずいきのあく抜き手順>

1.ずいきを適当な鍋に入るくらいの長さに切り、皮をむきます。
2.酢を加えた水にを入れて一時間ほど浸して、あく抜きをします。
3.沸騰させたたっぷりのお湯に、お酢を適量垂らし、水気を切ったずいきを入れ、2分ほど湯がきます。
4.水で冷まし、水気を切って完成です。

この時点で少しかじってみて、まだ少しえぐみがあるようなら、もう一度湯がくといいでしょう。

青ずいき(はす芋)のあくは、あまり強くありません。

サラダや酢の物など火を通さず食べるものは、1㎝~2㎝ほどの厚さの斜め切りにして、塩をかけてよく揉み、しんなりしたら水で洗い流し、水気をよくきって完成。

加熱する料理の場合は、カットしたずいきをしばらく水に浸しておきます。
水を替えて流水で揉むように洗ったら、軽く絞ってあく抜きは完了。

私は、気にしないので加熱調理の時は、あく抜きはしていないです。

生のずいきは、あまり日持ちしません。

しっかり下処理をおこなってから冷凍庫で保存するか、酢に漬け込んでおくと冷蔵庫で一週間ほど持ちします。
乾燥させておくのも一つの手です。

一般的に八つ頭のずいきを乾燥させたものを『芋がら』といい、皮を剥いて、2~3週間ほど天日干しをし、しっかり乾燥させます。

早く乾燥するという理由だからなのか、私の母は適当な厚さの斜め切りにしてから干しています。

使う時は、ボウルの水にずいきを2~3回ほど水を替えながら、しばらく浸します。
そして一度湯がいて、水気を切って使います。

私は、芋がらを炒め煮したものと、みそ汁に入れるのが好きです。

ずいきは産後に必要な栄養がたっぷり。赤ちゃんにも必須なビタミンKも

妊娠によって子宮は500倍~1000倍の容量に膨らみ、赤ちゃんを守るために子宮の中に胎盤や臍帯(さいたい)などが作られます。

赤ちゃんが生まれると、これらは不要になって子宮から出ていきます。
また、胎盤が子宮の壁から剥がれると、はがれた面にある血管から出血しますが、分娩後の子宮は縮んで、傷ついた血管を圧迫し止血します。

そのため子宮の収縮状態がわるくなってしまうと、出産後の出血が止まりにくくなるのです。

昔からずいきは『古血を洗う』『血の道を通す』といわれていて産後の女性に食べさせる風習がありますが、なぜ、ずいきは産後に食べると良いとされているのでしょう?

ずいきは、鉄分、カリウム、食物繊維、カルシウムなどが豊富に含まれていて、血液の循環を良くし
産後の消耗した体力を早く回復
してくれます。

そのほかにも、ずいきにはビタミンKが含まれており、このビタミンKには血液を正常に固める効果があるので、けがや手術などで出血したときに傷口から流血を止める効能があります。

特に出産を経験する女性にとって、正常な止血の働きをする食品は必要不可欠な栄養です。

また、母乳にはビタミンKが少なく、母乳育児の赤ちゃんはビタミンKが不足してしまうため、お母さんにはビタミンKの豊富な食事をすることが奨められています。

ずいきとは…⁉意外と知られていない最強食材「ずいき」を詳しくご紹介

ずいきと聞いてもあまり馴染みのない人もいるのではないでしょうか?

ずいきは、サトイモの茎の部分です。

ずいきは主に3種類あって、八つ頭や唐芋(えび芋)の茎で赤色をしている『赤ずいき』、
赤ずいきを日が当たらないようにして育てた白色の茎、高級食材の『白ずいき』(白だつとも言います)
はす芋は『青ずいき』と呼ばれています。

八つ頭などは芋の部分も茎の部分も食べられるのですが、はす芋はサトイモ属のサトイモ科であっても、芋の部分は食しません。
茎の部分(ずいき)のみを食べるために栽培されたものです。

高知県では一般的に、はすいものことを『りゅうきゅう』といいます。
高知県の特産物で、土佐の郷土料理にもよく使われています。

シャキシャキとした食感が特徴的で、あえ物や酢の物、炒め物、煮物、みそ汁など、様々な料理で使えますが、あくが強いことでも知られていて、料理をする際には「あく」をしっかりと抜かなくてはいけません。

「あく」に含まれるシュウ酸カルシウムが原因で、かゆみやかぶれ、口や喉がムズムズしたり、イガイガしたりするので、最初の方に書いたあく抜き方法でしっかりあく抜きをして食べてくださいね。

まとめ

このように、里芋には様々な品種があります。

里芋の茎は食べられるのですが、どんな品種のずいきも
すべてが食用に向いているとは限りません。

どれだけ湯がいても、食べられないものもあります。

里芋を栽培していてみようを思っている方は、
芋の品種や特徴をしっかり把握しておいた方がいいでしょう。

スーパーで買う際には、太くてしっかりとしていて、
みずみずしく表面に張りのある物
を選びましょう。

ずいきは低カロリーで、がん予防や高血圧、貧血などの
予防にも期待できます。

シャキシャキとした歯ざわりのずいき、
美味しいので皆さんも是非食べてみてください。

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