普段何気なく捨ててしまっている大根の葉、それはとてももったいないです。
大根の葉には、たくさんの栄養素が含まれています。
大根の葉を使った調理方法や、レシピを紹介していきます。
また、食べる時の注意点や保存方法も紹介します。
豊富な栄養素!大根の葉を積極的に摂るべき理由がこれ。美肌効果から風邪予防まで!
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大根の葉の特徴として、葉の長さは根っこの部分と同じくらいあります。
葉っぱの表面には小さな産毛があるので、素手で触るとチクチクします。
大根の葉には、沢山の栄養素が含まれています。
- βカロテン(ビタミンA)
- ビタミンC
- カルシウム
- 鉄分
- カリウム
- 食物繊維
これらの栄養素が含まれているんですね。
それでは1つずつ紹介していきます。
・βカロテン(ビタミンA)
βカロテンは、 体内でビタミンAになる栄養素です。
ビタミンAは、ほうれん草並みに豊富で体の新陳代謝を良くしてくれます。
美肌効果もあり、目の神経伝達物質となるので不足すると視力が悪くなってしまいます。
・ビタミンC
ビタミンCはほうれん草よりも多く、コラーゲンの生成には欠かせない栄養素です。
メラニンの生成を防ぐ働きもあり、シミ予防にも効果的です。
また、風邪をひきにくい体質づくりにもビタミンCは大切です。
・カルシウム
カルシウムは、ほうれん草の約5倍あります。
他の葉物野菜と比べても、それを上回る量があります。
骨や歯の元になり、神経を安定させる効果もあります。
・鉄分
鉄分は、美容や健康にいい栄養素です。
血を作るもとになる成分も含まれているので、貧血予防や疲労回復に最適です。
女性は積極的に、摂取するといいでしょう。
・カリウム
カリウムは利尿作用があるので、むくみの解消にもなります。
また、高血圧の予防にもなります。
・食物繊維
食物繊維は便秘解消になり、デトックス効果もあるのでダイエットをサポートしてくれます。
大根の葉は生でもOK!炒めても茹でても美味しい!調理法とおすすめレシピ!
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大根の葉には、いろんな栄養素があるんですね。
それでは、調理方法とレシピを少し紹介していきます。
大根の葉の調理方法
大根の葉の調理方法は、生で食べる、炒める、茹でるが代表的になります。
1つずつ紹介していきます。
大根の葉の食べ方①生で
生で食べる時は、水溶性で熱に弱いビタミンCをとる時におすすめです。
サラダに混ぜると、食感が楽しめます。
ネギのように、味噌汁に散らすのもいいでしょう。
大根の葉の食べ方②炒める
βカロテン(ビタミンA)は、油で炒めると吸収が良くなります。
野菜炒めの具にしたり、刻んでごま油で炒めて酢飯にまぜるといいですよ。
酢飯には刻みたくあんを足すとさらに美味しいです。
カルシウムは、酢と一緒に摂ると吸収されやすいことがわかっています。
大根の葉の食べ方③茹でる
ゆでて食べると、生ほど青臭くないです。
熱湯でさっと湯がいて、醤油や鰹節をかけて食べると美味しいですね。
厳選⁉おすすめレシピ
それでは、いくつかレシピを厳選していきます。
おすすめレシピ①生ふりかけ
こちらは、クックパッドから抜粋させていただきます。
おすすめレシピ②ベーコンと大根葉のゴマ炒め
- 大根の葉を軽く水洗いする
- ベーコンを1口大にカットする
- フライパンに胡麻油を入れて温める
- 大根の葉とベーコンを入れてさらに温める
- 2~3分炒めて軽く塩をふる
- 仕上げに白ごまをふりかけて完成
おすすめレシピ③揚げと大根葉の煮物
- 大根の葉とうす揚げを1口大に切る
- 鍋に水、砂糖、醤油、料理酒をいれる
- 大根の葉とうす揚げを加える
- 5~10分軽く煮る
- お好みで片栗粉でとろみをつける
大根の葉を食べる際に知っておくべき注意点とメリットだらけの乾燥&冷凍保管法
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それでは、大根の葉を食べるときの注意点と保管方法を紹介していきます。
これだけは注意して!大根の葉のシュウ酸で結石の危険!?
食べるときに気を付けなければいけないものがあります。
それは、シュウ酸と農薬です。
シュウ酸はアク成分があり、腎臓結石や尿路結石の原因になります。
シュウ酸は熱に弱いので、2~3分程茹でて水で洗い流すと排除出来ます。
また、ほとんどの野菜には農薬が含まれています。
出来るだけオーガニックのものや、無農薬で育てたものを選ぶといいでしょう。
大根の葉の保管は乾燥と冷凍がおすすめ!茹でてから冷凍するとデメリットがない!?
大根を家庭で育てていたり、大量に大根の葉があるときは保管方法に困ってしまいますよね。
保管方法として、乾燥と冷凍の方法があります。
2つの方法を詳しく説明していきます。
大根の葉の保管方法①乾燥させる
大根の葉を軽く水洗いして、ざるに並べて天日干しします。
3~4日すればバリバリに乾燥します。
チャーハン等の材料に使えます。
乾燥するときに天気の日が少ないときは、葉っぱを1㎝位カットします。
そうしますと、早く乾燥します。
大根の葉の保管方法②冷凍する
大根の葉の冷凍方法は沢山あります。
生、炒める、茹でる方法で冷凍していきます。
下準備としては、大根の葉は本体と切り離します。
切り離すときは、大根の頭の部分を少しつける形で切ります。
頭の部分をつけることで、大根の葉がバラバラになりません。
そして冷凍せずに保管する場合も日持ちします。
大根の葉がしなっていたら、頭の部分を水につけるといいです。
冷凍するときのポイントとして
- 鮮度のいいものを冷凍する
- しっかりと水気を切る
- 空気に触れさせないようにする
- なるべく短い時間で冷凍する
この4つのポイントがあります。
生の冷凍は、一番手軽な冷凍法でどんな料理でも食感がいいです。
デメリットは、炒めると水分が出てしまい味が薄くなりがちです。
茹でて冷凍する冷凍法は、比較的手軽な冷凍法です。
本調理をする際にも、手間要らずで味噌汁にすると味が出ます。
デメリットがないのもいいですね。
炒めてから冷凍する方法は、油のコクが加わるので炒め物やおひたしが美味しくなります。
デメリットは炒めると水分が出てしまうことと、冷凍するのにやや手間がかかってしまうことです。
まとめ
いかがでしたか、大根の葉には沢山の体に良い栄養素が含まれているんですね。
大根の葉を使ったレシピは、今回紹介したものの他にも色々あります。
余ったときには冷凍保存して、美味しく召し上がりましょう。