そうだったのか!ドラえもんの声優交代の理由が根深かった!?




1973年にテレビアニメ化されたドラえもん。

26年間ドラえもんの声を務めてきた大山のぶ代さんを含め、
主演者5人が2005年3月で高齢化などを理由に降板しました。

ドラえもんの声優交代の理由や苦悩!バッシングもあった!?

2005年4月から前声優陣と交代したのがこちらのキャストです。

ドラえもん=水田わさび
のび太=大原めぐみ
しずか=かかずゆみ
ジャイアン=木村昇
スネ夫=関智一

当時はドラえもん=大山のぶ代 というイメージが強かった方も多いと思いますが、
大山のぶ代さんは実は3代目ドラえもんなんです。
初代は富田耕生さん、2代目は野沢雅子さんでした。

大山さんは当時68歳で、2001年に直腸がんになり長期入院しましたが、
子どもたちにどうしても夢を与えたいという強い想いから
ドラえもんのアフレコの仕事だけは一切休みませんでした。

退院までの間アフレコに必要な機材を病院内に持ち込み、
スタッフに見守られながら病室で収録に挑んでいたそうです。

しかしこれを期に当時のびた役だった小原 乃梨子(当時69)、
しずか役の野村 道子(当時66)、ジャイアン役のたてかべ和也(当時70)、
スネ夫役の肝付兼太(当時69)も高齢だった為、
25周年で区切りをつけることにしたのでした。

耳なじみであった人気声優たちの突然の降板には視聴者のショックも大きく、
新しい声優陣たちへ批判の声も強かったそうです。

特にドラえもんの声を務めることになった水田わさびさん
たまたま電車内で自身の「ドラえもん」を批判する会話を耳にしてしまい、
いたたまれない経験をしたこともあったそうです。

ジャイアン役の木村昇さんは当時14歳で抜擢され、
「初めてテレビで(自身の声で)オンエアされた後
『ニセモノ』『もう見ない』と言われた」とテレビ番組で語っており、
10年以上経った今でも「認めない」「交代してほしい」といった
書き込みを見かけることがあります。

ドラえもんの声優交代、次はいつ!?決まっている?候補は?

ドラえもんの声優陣が交代した当時、
正直私も最初は違和感がすごかったのを覚えています。

声が変わったのもそうですが、絵のタッチもガラリと変わったので、
やはり『大山のぶ代世代』としては受け入れにくかったです。

しかし現代の子供たちからすれば今のドラえもんが当たり前であり、
むしろ昔の絵や声の方が違和感があるんですよね。

私にも子供が生まれ、毎週ドラえもんを見ていますが
今は全く違和感などなく、むしろ『のび太君って声変わる前
どんな感じだったっけ』と思ってしまうほどです。

声優さんたちが交代されてからもう15年も経つのか…
とこの記事を書きながら月日が流れるのが早すぎて驚いています。

当時14歳だった木村さんは現在30歳。
アニメのジャイアンは永遠の5年生なのに不思議ですよね。

初めて受けた声優オーディションで声優経験0だった木村さんですが、
自身が大人になってもジャイアンの声は変わらず演じられてて本当にすごいと思います。

何年たってもみんなから愛されるドラえもんですが、
次にまた声優陣が交代するとしたらいつになるのでしょうか?

水田わさびさん達が受けられた声優オーディションでは、
役を何役でも選べたみたいで、
タレントの八波一起さんがジャイアン役、
あさりど川本成さんはドラえもん役で応募し、
どちらも一次審査を通過していたということでした。

審査員だった総監督の楠葉宏三さんや
シンエイ動画の増子プロデューサーはこんな事を言っていたそうです。

ドラえもん役でオーディションを受けた立候補者のほとんどが
大山のぶ代さんの声に似せようとしている。

違った個性を見つけ出せれば、声優交代は成功。

確かに前声優の方と似すぎていても、
たまに少し違う部分があるとそっちが気になって
違和感が出てしまう可能性もありますもんね。

交代された現キャストのみなさんは、
当初世間から批判をたくさん受けて
本当に精神的にもお辛かったと思います。

しかしその分仲間との絆も深まり、15年経った今
ようやく自分たちの『ドラえもん』を見つけられたのではないかなと感じます。

2020年9月現在、ドラえもん役の水田わさびは46歳、
のび太役の大原めぐみは45歳、しずか役のかかず ゆみは47歳、
ジャイアン役の木村 昇は30歳、スネ夫役の関 智一は48歳です。

先代の声優さんたちが降板を考えた時期は66~70歳なので、
次の声優交代が同様のタイミングだとすると15~20年ほど先になりそうですね。

見る人作る人みんなから愛されるドラえもん

ドラえもんは世代問わず誰もが知っている国民的キャラクターです。

主人公のドラえもんだけでなく、のび太やジャイアンなどの主要キャラ、
ドラミちゃん、ちびドラなど「ドラえもん」に出てくるどのキャラクターにも
愛され要素があり、印象的です。

声や絵が変わって「見る側」が違和感が出てしまうのは
それだけそのキャラクターに対する愛着が強いからだと思います。

しかしその『リニューアルされたキャラクター』を好きになる事もあります。

作る側」もキャラクターを好きでないと
47年間も同じアニメを放送し続けることなんてできないと思います。

どの時代のアニメ、漫画、おもちゃの「ドラえもん」の絵も声も
本物』であり、これからも愛すべきドラえもんです。

タイトルとURLをコピーしました