そら豆はなぜ臭い!?実は簡単調理で匂いを抑えられる。美味しく食べるコツ




私の父はお酒が大好きなので、よくそら豆をおつまみに食べていました。
そら豆は疲労を回復してくれる成分も含まれていて、栄養もたっぷり!なんですが…

かなり臭くないですか?

母がおつまみの準備でそら豆を茹でている時が特に臭かったのを覚えています。
ちょっと臭いなーとかではなく、臭っ!と思わず声に出してしまうレベル。
父の為にこんな臭いものを文句も言わずに茹で続けるなんて凄いと母を尊敬さえもしたくらいです。

でも母にそのことを話すと、「確かにちょっと臭いけどそこまで臭くないよ」と言っていました。
大人になって友達と話していても、同じようにかなり臭いと言う人もいれば全然気にならないという人もいて驚きました。

あの臭さの原因は一体何なのでしょうか?

そら豆や豆類に含まれるn-ヘキサナールインペンタノールという成分が臭いの犯人だとされています。でも絶対的な原因は特になくて、そら豆に含まれる色んな成分が混ざり合って出される匂いのようです。
そら豆を覆っている薄皮が特に臭くなるのですが、この皮にこそ栄養がたっぷり含まれています。

臭い匂いの対処方法や調理方法を調べてみたのでぜひ参考にしてみて下さい!

そら豆の匂いはちょっとのコツで抑えられる!焼く!剥く!茹でる!揚げる! 

そら豆から臭い匂いをさせない対処法は調理の仕方にあります。

そら豆の匂いを抑える方法①シンプルに焼くだけでOK

外皮を剥かずに丸ごと魚焼きグリルで両面に少し焦げ目がつくくらいまで焼きます。フライパンやトースターで焼いても大丈夫です。
茹でると臭い匂いがきつくなるのですが、焼いても匂いは気になりません。

そら豆の甘味やうま味が全部皮の中に閉じ込められた状態になるのでとても美味しいですよ。
外皮を剥いて塩を少し振りかければおつまみにピッタリです。
外皮の端っこを少し切ると簡単に開けます。

ちなみに中にある白い綿も実は食べられるんです。
茹でたりした時は食べないのですが、焼くと甘くなるので豆と一緒に食べてみて下さいね。

そら豆の匂いを抑える方法②豆を覆っている薄い皮を剥く

豆の周りについている薄い皮に栄養がたくさん含まれているので、一緒に食べた方が良いです。
でもこの薄皮から臭い匂いが出やすいので、お子様が臭がって食べてくれない時は剥いてから茹でると匂いが減ります。

外皮を剥いて茹でる前に、豆の先についている黒い線に沿って包丁で切ると薄皮が剥きやすくなります。この黒い線(筋)は熟しているだけなので安心してください。

そら豆の匂いを抑える方法③お酒と塩を入れて茹でる

水1リットルを鍋で沸騰させたら、塩大さじ2と料理酒100mlを入れて中火で3分茹でます。3分経ったら火傷しないように気を付けてすぐにザルに入れて冷まします。
すぐに冷ました方が良いのですが水で冷まさずに、うちわなどを使いましょう。
冷凍保存したい時は茹で時間を1分半くらいにして下さいね。

そら豆の匂いを抑える方法④揚げてみる

揚げるだけで臭い匂いも取れますし、お酒やご飯が進んじゃいます。

外皮を剥いたら、豆の先にある黒い線(筋)に沿って包丁で切ります。
そら豆をキッチンペーパーに並べて600wのレンジで6分チンしてください。
この時そら豆が重ならないようにしましょう。
一度に6分チンせずに、1分に1度レンジのドアを開けてあげると、匂いのする湯気が籠らなくなるのでオススメです。
私は柔らかい方が好きなので短めにチンしますが、固い方が好きな場合は8分チンしてくださいね。

レンジでチンできたら180度の油で揚げます。薄皮が茶色くなってきたらお皿に入れて塩をかければ出来上がりです。
焼いたり茹でる方法より少し手間がかかりますが、美味しく出来上がりますよ。

美味しいそら豆の選び方!スーパーで迷ったらこの4つのポイントを思い出して! 

スーパーで新鮮なそら豆を選ぶことができれば、さらに美味しく食べることができます。

美味しいそら豆の選び方①外皮全体だけでなく筋の部分も緑色の物を選ぶ

外皮が黒くなっている部分があったり、傷がある場合は古くなってきている証拠なので避けましょう。

美味しいそら豆の選び方②外皮に白い産毛がついているものを選ぶ

収穫してすぐのそら豆の外皮には産毛がついているので、買うときにまだ付いている物は新鮮です。

美味しいそら豆の選び方③外皮越しでも中の豆の形が分かるものを選ぶ

よく育っていて美味しいそら豆は、外皮を剥かなくても同じ大きさの豆の形が浮き出ているのがハッキリわかります。

美味しいそら豆の選び方④弾力がある外皮のものを選ぶ

外皮は収穫して時間が経つとどんどん柔らかくなっていきます。収穫してすぐの新鮮なそら豆は外皮を触った時に弾力が分かり、重さも感じることができます。
外皮を剥いてくれているそら豆の方が調理が楽ですが、傷むのが早いです。外皮を剥いた時点でどんどん栄養の成分も落ちてしまうので、外皮が付いている状態のものを選びましょう。

まとめ

そら豆の薄皮を剥いて臭みが出ないようにすれば、グラタンに混ぜたりご飯と一緒に炊いたりできてお子様でも食べやすくなります。

熱したフライパンにごま油を入れて、薄皮を剥いたそら豆とニンニク、塩こしょうを一緒に炒めるのもオススメです。ニンニクにはアリシンという成分が含まれているので、疲労回復効果を高めてくれます。

調理次第で匂いを気にせず美味しく食べられるのでぜひ試してみて下さいね。

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