暑い夏には、冷たいビールと枝豆が美味しいですよね。
食べ終わった枝豆の皮ってどうしてますか。
大体の人が、生ゴミとして捨てているのではないでしょうか。
実は、枝豆の皮は食べることができます。
栄養豊富な枝豆の成分や選び方、
皮ごと美味しく食べられるレシピを紹介したいと思います。
また、枝豆を買ったら黒かった経験はありませんか。
枝豆が黒い場合はどうすればいいのか、
こちらもあわせて紹介しますよ。
枝豆を皮ごと美味しく食べるために!枝豆の選び方と簡単レシピ!
まずは枝豆の成分と美味しい枝豆の選び方を紹介します。
美味しい枝豆選びのポイント!枝つきできれいな緑色!皮ごと食べるには国産や無農薬が安心!
枝豆の旬は、6月から9月です。
枝豆のさやにはβカロテンが豊富で、
老化防止に効果的なため、シミをできにくくするなどが期待ができます。
薄皮には食物繊維が豊富で、整腸作用があります。
整腸作用でお腹を下す可能性もあるので、注意しましょう。
また、枝豆はプリン体を多く含んでいるので、
食べすぎると痛風の原因にもなります。
食べすぎには充分に注意が必要ですね。
生の枝豆を買う場合は、
出来るだけ枝つきのものを選ぶと良いでしょう。
おいしい枝豆を選ぶ際のポイントを、いくつかあげていきます。
●鮮やかな緑色で、さやにうぶ毛がびっしり生えているもの
●さやに張りがあり、粒の大きさがそろっているもの
●一枝の中にさやが多くついているもの
●枝同士の間隔が狭いもの
●枝に残っている葉が、きれいな緑色のもの
以上のポイントを押さえて、購入してみましょう。
また、皮まで食べるのでしたら農薬や化学物質の少ない国産のものや、
無農薬の枝豆や自家栽培で安心の出来る枝豆を選びましょう。
もちろん、調理前には枝豆をよく洗ってください。
美味しい&簡単!枝豆皮ごとレシピ!皮からダシが出る!?
それでは、枝豆の皮を使ったレシピをいくつか紹介していきます。
皮ごとガーリック炒め
こちらは、クックパッドに掲載されているレシピです。
枝豆とにんにくを使って炒めるシンプルな料理です。
枝豆ごはん
こちらは、皮をダシに使った枝豆ごはんです。
昆布茶を使用しているので、和風でおいしそうですね。
揚げ物
塩ゆでした枝豆を、さやごと180度の油で天ぷらや素上げをします。
皮のみをあげる時は内側の固い皮の部分をはいで、
毛のついた柔らかい部分に小麦粉をまぶして揚げるといいですよ。
スープ
塩ゆでした枝豆の皮を剥いて、豆とさやに分けます。
牛乳とさやをミキサーにかけて、なめらかに潰します。
なべに移して、豆を加えて塩やコンソメ、
生クリームなどを加えて好みの味に整えます。
枝豆が黒いのは傷んでいる!?品種で黒い場合と、雨の影響やゆですぎの可能性も。分かりやすい見分け方
枝豆を買ってみたけど黒かったという経験はありませんか?
黒くなっている枝豆は食べられるのか紹介します。
枝豆は主に「白毛豆(青豆)」「茶豆」「黒豆」の3つの種類に分けられます。
枝豆を茹でてみたらうす皮が黒かったという場合は、
茶豆か黒豆の品種である可能性もあります。
枝豆の品種は地域によって異なる!3つの品種と味の特徴
それぞれの品種について少し解説します。
白毛豆(青豆)
関東地方で栽培されることが多いです。
さやが緑色で白いうぶ毛がある、一番よく見る枝豆です。
普通の枝豆は、黒豆になる前のものを指しています。
うす皮が目立たず、味に癖がありません。
茶豆
東北地方で主に作られています。
甘味が強く、独特の香りがあります。
うす皮が茶色いため、このような名前がついたようです。
黒豆
黒豆の有名な産地は、京都の丹波地方です。
黒豆は黒大豆が成熟する前に収穫したもので、
うす皮が黒っぽいのが特徴です。
黒豆特有の甘みがあり、深みのある美味しい枝豆です。
黒豆や茶豆は、一般的な白毛豆と比べて
甘みや風味が凝縮されているものが多いです。
品種の違いで黒くなっている場合は食べても問題無さそうですね。
こんなときは食べちゃダメ!苦い、酸っぱいは危険信号!皮が黒い、ゆでたら黒いは問題なし!
品種以外で枝豆が黒くなるという時はどうすれば良いのでしょうか。
主な状態を紹介します。
●皮の表面に黒い斑点がついている
●ゆで始めたら黒ずんできた
これらの状態を1つずつ解説していきます。
皮の表面に黒い斑点がついている
枝豆の皮や、さやの部分に黒い斑点がついていることがありますよね。
これは、雨による影響なんです。
枝豆は天気によって影響を受けやすく、
雨に多く当たるとさやに黒みを帯びてきます。
ただ、さやが中の豆をカバーするため、
中はほとんど影響を受けません。
中の豆が緑色で固さがあり、
ぬめりがなければ正常なので食べられます。
ゆで始めたら黒ずんできた
枝豆をゆで始めたら、みるみると黒ずんできたことありませんか。
これは枝豆をゆですぎたり、
ゆでる時に塩が足りないと起きる現象です。
この場合もさやは黒ずみますが、
中の豆は変化しないので普通に食べることができます。
上記にあげた状態のものは食べることが出来るのですが、
これからあげる状態の枝豆は食べない方がいいものになります。
ゆでる前に中が柔らかかったり、
粘りがある、カビが生えている場合は腐っています。
また、枝豆の中をチェックしたら虫に喰われて中が崩れたり、
柔らかくなっていることもあります。
枝豆をゆで始めたときに、酸っぱいような臭いがしたときも
傷んでいる可能性があるので、食べない方がいいでしょう。
枝豆が傷んでいるか見分けるポイントとして
●表面やうぶ毛が枯れてふくらみがない
●豆にぬめりがあり、極度に柔らかい
●酸っぱいにおいがする
●食べたら苦かった
このような状態に注意して、枝豆を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今まで生ゴミとして無駄に捨てていた枝豆の皮は、
いろんな調理法で食べることが出来るんですね。
傷んでいる枝豆を選ばないように、
安心・安全なおいしい枝豆を選んで皮ごと美味しく料理しましょう。