ししとうは「ししとうがらし」を略した呼び方で、唐辛子やピーマンのような形をしています。
甘味種なので、ピーマンほど辛くないと言われていますが、たまに唐辛子くらい辛い時もありますよね。
私はししとうの種の食感が苦手なので調理する時は必ず取ります。たまに種が黒いものがあったりして、「食べて大丈夫なのかな?」と心配になる時があります。
種を取らずに食べる場合は、種が黒くなっていても気づかないまま食べてしまうという事ですもんね。
今日はししとうの種についてや、赤いししとうは辛いのか、辛いししとうの見分け方、対処の仕方など「ししとうについてのアレコレ」をご紹介します。
ししとうの種が黒いのはなぜ?食べられる?
ししとうの種が黒くなるのは傷んでいるからです。ししとうは種やヘタが先に傷み始めます。
ただ腐っているわけではないので、種を綺麗にとれば食べても大丈夫です。
買ってきてすぐ食べる場合は種ごと食べても大丈夫ですが、少し日にちが経ってしまったししとうは、種の色を確認すると安心です。
種の色は黒くなるだけではなく、茶色くなることもあります。
黒の場合は食べても大丈夫だと分かりましたが、茶色い場合はどうなのでしょうか?
ししとうの種の色が茶色くなっても食べても大丈夫かどうかや、赤く育ったししとうについても詳しく教えちゃいます!
辛いししとうの見分け方や対処方も徹底調査しました!
ししとうの種が茶色いのは食べても大丈夫?
新鮮なししとうの種は白色です。「種が黒くなっている時は、種をとれば食べられる。」という事は種が茶色の場合も食べても大丈夫なの?はい、種を取れば食べられます!
種が黒や茶色になってしまっている場合は傷んではいるけど、種さえ取り除けば食べられます。
ししとうは傷むと辛さもどんどん強くなっていくので、辛いのが苦手な場合は早めに食べるようにしましょう。
赤いししとうは実はレア?!唐辛子のように辛くないの?
ししとうを自分で育てているとき、赤くなったししとうを見つけたことはありませんか?
見た目が辛い唐辛子と同じなので、「辛くなっちゃった?!」と思ってしまいがちですが辛くなったわけではありません。熟しているだけなので安心して食べられます。
ししとうが赤くなるのは赤ピーマンと同じ理由です。
ししとうもピーマンも収穫するのが少し遅くなると熟してだんだん赤くなるんです。
赤くなっても辛くないので問題ないのですが、スーパーで販売するししとうは緑色の物が選ばれます。赤いししとうは自分で育てた時しか見られない珍しい物なんですね。
辛いししとうは種を取っても全部辛い?!辛いししとうの見分け方と対処法!
ししとうで1番辛い部分は種だと思っている人も多いかもしれませんが、実はヘタです。
辛いししとうは全部が辛くなってしまっているので、種を取っても辛さはほぼ変わりません。でもヘタを取るか取らないかでは辛さレベルが全然違います。
辛いししとうは形や匂いで大体分かります。
辛いししとうの見分け方①形が曲がっている
ししとうの通常の形は先の部分までほぼ同じ太さでまっすぐになっています。
この先の部分が細くなっていたり、全体的に細長い、シワがなくつるつる、曲がっている物は辛いことが多いです。
辛いししとうの見分け方②上についている房の形が丸い
ししとうの上についている房の形が丸いものは辛いことが多いので注意しましょう。
辛くないししとうの房は多角形なものがほとんどなので、他のししとうと見極めてみると分かりやすいです。
辛いししとうの見分け方③種の量が少ない
ししとうの種を取る時に種の量が少ないと辛い事が多いようです。
辛くないししとうに比べると3分の1くらいしか種がないので、普段から種の量を確認しておくと良いですね。
辛いししとうの見分け方④調理したら香りがツンとする
見た目や種の量に問題がなくても調理していたらだんだん辛そうな香りがしてくるものは辛い可能性が高いです。
辛くないししとうと一緒に調理していてどれが辛いか分からないと思うので、白ご飯に乗せて食べるなどして下さいね。
種の量は購入前に見極められないので、せっかく形を見極めて買ってきたのに…となってしまっても大丈夫!辛いししとうでも美味しく食べられる調理法があるので、ご紹介しますね!
買うときに見極められなかった「辛いししとう」でも調理次第で対処できる!
熱したフライパンにごま油を引いて乾燥したじゃこと食べやすく切ったししとうを入れて炒めます。
ししとうのピリッとした辛みとじゃこの甘味がとても合っていてご飯が進みますよ。
簡単にすぐできるのでお酒のおつまみにもオススメです。
ししとうのヘタが特に辛いので切り落として、種も綺麗にとっておいてくださいね。
ししとうの種を取るのはもったいない?!種には女性に嬉しい栄養がたっぷり!
焼き鳥屋で串に刺さって焼かれたししとうや、煮浸しにするししとうはヘタだけ取って種はそのまま食べるイメージがあります。
でも種を取って調理することもありますよね。
ししとうの種は食べても大丈夫です。
ピーマンの種はししとうに比べて大きめなので取って調理する事が多いですが、ピーマンの種も食べられます。
ししとうの種は栄養がたっぷり含まれているので食べた方が良いです。
老化防止や美容効果のあるβカロチンや、疲労回復やシミ防止に効果的なビタミンCも豊富です。
さらにむくみ防止や血圧を下げる効果のあるカリウムや、新陳代謝を促すカプサイシンなど女性に嬉しい作用も入っています。
種が入っているとどうしても苦手という方は揚げたり、マヨネーズに付けて食べると食べやすくなりますよ。
嬉しい栄養素がたくさん入っている種まで美味しく食べる為に、買ってきたらすぐに調理するようにしましょう。
まとめ
ししとうの10個に1個は辛いものが入っていると言われているので、辛いのはハズレだから仕方ないとあきらめていました。
でも辛いししとうの見分け方や、混ざってしまっていた時の対処法が分かればさらに美味しくししとうを食べることができますね。
ししとうはビニール袋に入れて野菜室で保存しても5日以内には食べるようにしましょう。ししとうは傷むとハリがなくなり硬くなります。
くにゃくにゃになっていたり、表面が黒くなっているものはかなり傷んでいるので処分した方が良いです。カビが生えていたり、納豆のように糸を引いている・変なにおいがするものは腐っているので廃棄してくださいね。